入射光を均一に拡散し、ランバート光源に近い特性を持つ拡散ガラスです。 擦りガラスよりも高い拡散性を有します。乳白色の色合いはオパールコートによるものではなく、ガラス自身によるものです。特徴として、厚みを変更する事で分光透過率を調整する事ができます。
■ ランパート光源に近い均一な拡散ガラス
■ スリガラス拡散板より高い拡散性
■ 厚み、製造条件等の調整で透過率の調整が可能
■ マシンビジョン、LED照明、観察系の光学用途に最適
マシンビジョン, LED照明, 観察系の光学用途
液体クロマトグラフ(HPLC)のような液体分析機の波長校正に使用されています。従来、校正用として水銀が使われていました。水銀が有害であることから、液体ホルミウムが代替品として用いられるようになりましたが、現在では更に取り扱いやすいガラス製ホルミウムフィルターが使用されています。
液体クロマトグラフ(HPLC), 血液測定, 尿測定, 波長校正
ILAは色温度を下降させるフィルターで、光源の色温度変換や撮影光の色温度調整に使用されます。ILBは色温度を上昇させるフィルターで、B-R変換能力がー90で、光源の色温度変換や撮影光の色温度調整に使用されます。ILAとILBは厚みを調整することができますので、お客様のご希望にあった色温度変換能力を持つフィルターを作製することができます。ご希望の仕様がございましたら、お気軽にご相談ください。
■ 色温度を下降させるアンバー系フィルター(ILA)
■ 色温度を上昇させるブルー系フィルター(ILB)
■ 光源や撮影光の色温度調整に使用(ILA/ILB)
■ 厚み調整により、目的に応じた特性設計が可能(ILA/ILB)
検査機器, 映像機器, 医療機器
『INDシリーズ』は、可視光全域にわたって一定の分光透過率になるよう設計されたニュートラルデンシティーフィルターです。太陽などの強烈な光源を撮影する際に光量を下げることができ、カメラやセンサーの性能を活かすことができます。
太陽のような強い光を撮影する際に、カメラに入る光量を減少させるのに適しています。一方で、日食などの天体撮影では、このフィルターを使うことで、絞りを開いたまま撮影したり、シャッタースピードを遅くすることができます。
カメラ、マシンビジョン、分析機器など多様な分野で広く採用されています。
■ 可視光全域で分光透過率が平坦な設計
■ 太陽など強烈な光の撮影時に光量を効果的に調整
■ シャッタースピードや絞りの自由度を向上
■ 用途に応じた濃度(光学濃度)のカスタマイズが可能
カメラの光量の調整用, マシンビジョン, 分析機器,