赤外線を殆ど遮断しながら、可視光線の透過率が非常に高くなるように設定されています。
また種類によっては紫外線を透過していることから、紫外線透過フィルターとしての利用も可能です。
IIR-SF1は硫化物を主体としたカルコゲナイドガラスで、赤外光の透過性が高いという特徴があります。特に、8~11μmの赤外光を効率よく透過させる必要のある赤外線カメラやセンサーに最適で、価格的には現在広く使われているゲルマニウム等の結晶より安価です。
このIIR-SF1をベースに開発されたものがIIR-SF2(※)です。透過帯域はIIR-SF1よりも1μm長く、ゲルマニウムフリーにする事で低価格化を実現しています。
いずれの製品も、RoHS指令、REACH規制物質及びセレン・ヒ素等の人体や環境に悪影響を及ぼす物質を含んでいない為、国内はもちろんヨーロッパ環境基準にも適合しています。
当社では様々なアプリケーションでご使用いただけるように、長年のプレス成型技術を活かし、研磨では成形できない複雑な形状・量産にも対応できます。厚み・形状・大きさなどお客様の仕様をご相談ください。 ※IIR-SF2は京都工芸繊維大学の知財による成果です。