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光を使う装置では、目的とする波長の『光』を遮断もしくは透過することが重要です。特に、光学機器に使用される光源の中には、目に見える光だけでなく、目には見えない『赤外線(熱線)』も同時に発生する場合があります。また、赤外線により発生した熱は、光学機器や周辺の部品へ影響を与えます。
そこで活躍するのが、赤外線吸収フィルター「ISKシリーズ」です。
五鈴精工硝子の「ISKシリーズ」は、赤外線を反射して遮るタイプのフィルターとは異なり、ガラスそのものが特定の波長の光を“吸収する”ことで赤外線を抑制します。さらには、「可視光をできるだけ透過しながら、赤外線を吸収する」という特性を持つ光学ガラスフィルターで、光学機器や医療機器などに搭載されています。
赤外線をカットするだけなら、光をできるだけ通さないフィルターを使うという方法も考えられます。しかし、レーザー保護メガネや顕微鏡、観察装置などでは、対象物を明るく見たり、画像を正確に取得したりするために、十分な可視光量が必要です。そこで重要になるのが「赤外線は抑える。でも、可視光はできるだけ通す。」という考え方です。ISKシリーズは、光学機器に必要な可視光を確保しながら、赤外線による熱の影響を抑えるために使用されています。
※具体的な透過特性については、透過率グラフをご覧ください。

赤外線吸収ガラスの特性が活かされる代表的な例の一つが、YAGレーザーを使用する装置です。YAGレーザーでは、代表的な波長として1064nmが知られています。1064nmは人間の目には見えない近赤外領域にあります。つまり、レーザー光が存在していても、肉眼ではその光を直接見ることができません。このような光を扱う装置では、必要な可視光を確保しながら、レーザーの波長域を適切に抑えることが重要になります。そのため、赤外線吸収ガラスは、YAGレーザーを使用する装置で利用されています。
赤外線吸収フィルターは、すべて同じ特性を持っているわけではありません。使用する装置や光源によって、
・どの波長を抑えたいのか
・どれだけ可視光を通したいのか
・フィルターをどの程度の厚さで使用するのか
・紫外線をどう扱うのか
など、求められる条件が異なります。
ISKシリーズでは、用途に応じて異なる特性を持つガラスをラインアップしています。
赤外線吸収フィルターは、さまざまな分野で利用されています。
たとえば、
・YAGレーザーの遮断
・レーザー保護メガネ
・車載カメラ
・顕微鏡
・防熱フィルター
・医療用フィルター
などです。
「光は必要。でも熱はできるだけ入れたくない。」
そんな光学設計上の課題に対して、赤外線吸収ガラスという材料からアプローチできます。
赤外線吸収フィルターの性能は、単にガラスへ色を付ければ得られるものではありません。ガラスの組成、溶融条件、酸化還元状態など、さまざまな条件が光学特性に関係します。そのため、目的とする透過特性を安定して実現するには、ガラス製造に関する技術とノウハウが必要となります。五鈴精工硝子では、こうした光学ガラスの材料設計・製造技術を活かし、光学機器に求められるさまざまなフィルター用途に対応しています。
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一体成型でつくる両面レンズアレイ製品の紹介ページです。
用途事例、厚み例、スペックシートを掲載しております。